花椿

2016年11月23日に娘が誕生しました。
花椿という名前です。
身長54cm、体重3.2kgの元気で健康な子供です。

新生児は想像していたよりもずっと小さく、ふにゃふにゃしていて、
そしてとても他人!

初めて会った瞬間から、あまりにも完成された個体で、他人で、
これからじっくりと時間をかけて知り合っていく、私とは全く別の人だと実感しました。

そんな事を実感している時、同時に読んでいた子供の発達の本に、最初の数週間の間、花椿の意識では、自分と他者の違いがまだついてないと書いてありました。

生まれたての花椿の目に映る世界は、花椿そのものなのかと思う度に、温かい気持ちが溢れました。 彼女からしたら世界は彼女なんだ。 そして私も彼女の一部なんだと。

そういえば私が5歳ぐらいの頃、私の頭の中の声は、他の人には聞こえないんだということにすごく驚いたことがあります。 頭の中でどれだけ大きな声で誰かを呼んでも、聞こえていないんだっていうのは、当時の私にとってはユリイカな発見だった。

(同じようなユリイカに、私の目はズームできないってのがある。 ものがズームアップしている時、私の頭も動いていると気がついた時のあの驚きったら。。。)

これから花椿にも、そういう世界が急にクリアになる瞬間が何回も訪れるんだろう、そして産まれたての今は、そのクリアさからはもっとも遠く、遠すぎて、ただ世界と自分が一致しているっていう別のクリアさの中にいるのかと思うと不思議な気分になりました。

「はじめまして。 私をよく見て。 今はまだわからないかもだけど、私はあなたじゃなくて、あなたは世界に一人のすごく孤独で孤高な存在なの。 だからすごくプレシャスなの。 よく見てたら気がつくよ。 自分がすごく一人なんだって!」

花椿が生まれたての頃はそんなことをよく語りかけていました。

そんなこんなで、家族が増えました。

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